散髪
やっと散髪に行くことができた。床屋に行くと、徹底的におっちゃんカットにされるので、ずっと美容院に行っている。だいたい2割くらいは男性。けど、同年輩は見あたらない。でもそんなことは気にせず、バッサリやってくれ!と頼んでいる。
美容師に言わすと、こういう客の方が難しいのだそうだ。「建築で言うと、狭小地住宅のようなモンだろうか」などと想像する。
髪を切りに行ってよく感じるのが、頭の形を考えて切ってくれる人と、出来上がりの形で切ってくれる人がいる、ということ。何千円かのお金を払うと、出来上がりはそれなりに誰でも綺麗にしてくれる。けど、3週間くらいすると、切ってくれた美容師によってずいぶん差が出る。
自慢じゃないが、超絶壁の私としては、よほどうまいことやってくれないと1ヶ月もたないということになる。以前担当してくれていた子は、切る前に頭の形をよく確認して切っていたような気がする。女の子に頭を撫でてもらって喜んでいるのは当の本人だけで、やっている方は頭の形を念入りに確認していたわけだ。
その子が他の支店に行ってしまってからは、なかなか相性のいい担当者に恵まれない。もちろん上手なんだけれども、あくまで頭の髪の毛のサキッポの形であって、私の頭のデザインではないのである。
などと、ヒトのケチばかりつけているが、私の建築作法も、反省する必要があるかもしれない。どこまで頭の形=家族の形を確認して設計しているか。土地や建物にばかり目がいって、住む人たちのことにどれだけ思いを致していたか。
そんなことを考えるでもなく考えつつ、ときどきガクッと眠りに落ちて慌てて目を覚ましつつ、今日の散髪は無事終了。
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