2007-05-07

ジェットコースター事故の裏側

エキスポランドには、この2月に行った。風神雷神には、偶然乗らなかったけれども、その隣の何とか言うコースターに乗って、「こんなにガタガタ揺れるのでは、金属が疲労骨折するのではないか?」と思っていた。

思った通り、疲労骨折。しかも、命が奪われる最悪の事態。

ニュースでもずいぶん報道されているけれども、重要かと思われることだけピックアップしてみた。

一つは、このニュース

各地の同型機は定期交換=安全対策、エキスポと差

 大阪府吹田市の遊園地「エキスポランド」のジェットコースター脱線死傷事故で、同じメーカーが製造した全国4カ所の立ち乗りコースターでは、定期的な部品交換などの安全対策がとられていることが7日、分かった。エキスポランドは、今回折れた車軸を運行開始から15年間交換しておらず、対応の差が浮き彫りになった。(中略)
 事故を起こした「風神雷神II」は、トーゴ社製で、エキスポランドのほかに少なくとも4基が稼働している。(時事通信5/7)

そう、エキスポだけが、部品交換をしていなかったのだ。 たしかに、ジェットコースターというのは、工作物の扱いで、なんと建築基準法の規制しか受けていないらしい。 毎日、建築基準法とはにらめっこしているが、まさかジェットコースターがこんな規制しかないとは・・・ 誰しもが、よほど厳しい規制があると思っていただろう。 

 だから、悔しいけれどもエキスポが違法行為をしたとは、言えないのである。 言えないのだが、しかし、全国5基ある中で、エキスポだけは部品交換をしていなかったことは記憶したい。

そして、その記憶が消えないうちに、次の事実も見ておきたい。

製造元のトーゴ社は2004年に倒産している。そして、その後の点検等を引き継いだのは、泉陽という会社だという。

泉陽興業株式会社 代表取締役会長 山田三郎

株式会社エキスポランド 取締役社長 山田三郎

おっと・・・

なんのことはない、ご自分のホームページに書いてある。エキスポランドは、泉陽の関連会社なのだそうだ。

さて、ご遺族の方は、これをどう見るだろうか。 また、私たち建築家は、これをどのような教訓とするべきか。 耐震偽装やエレベータ事故の問題とも併せて、考えなくてはならない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007-04-09

入学 入園

先週は、子どもたちの入学や入園が立て続けにあった。

1歳のチビは、先日オネエが卒園した保育園に通い始めた。 泣いたのは初日だけ。二日目からは笑顔でバイバイ。 三日目からは、こちらがバイバイしても無視して遊んでいる。 すごい。

迎えに行くと、さすがに喜ぶけれども、もうすっかり保育園児になっている。 抱き上げて帰ってくるときに、なんだか「一緒にがんばろうな」 と気持ちがわき上がってきた。 子どもは親の所有物や、一方的に保護するだけの生き物じゃないんだなあ。 一緒に生きていく仲間なんだと、しみじみ思った。

オネエのほうは、学童保育が気に入った様子。 広い校庭で思う存分遊べるので、毎日楽しくて仕方ないようだ。 チビと違って、もともとは外向的ではない性格だから少し心配したけれど、保育園で鍛えてもらったおかげで、全然平気。

学校の方は、まだ顔合わせ程度なので、授業が始まったらどうなることやら。。。

学童保育は、冷遇されている保育園に輪をかけたような扱いを、行政からはされているようだ。 親にとっても助かる上に、子どもにとってもこんなにいい場所を、もっと大事にしてもらいたいものだ。

こんな子どもとの関係を考えることも、家づくりには欠かせない要素なのだと思う。 家の形は、家族の形を写す鏡のようなものだから。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006-02-07

年金について

年金が家づくりに関係するの? と思われるかもしれないが、大いに関係ある。

家を建てる人の年齢層を見ると、だいたい30代半ばから40代前半のいわゆる一次取得層と、退職前の団塊の世代が多いように思う。 これは、年金で一応生活できるという前提で、退職金も全額もらえるという前提で、家づくりの話が始まる。

これが、年金もアテにならなくなると、この世代の人たちは、家づくりどころではなくなってしまう。 私たちの商売もあがったりだが、老後の生活を楽しむための住まいを考えることができなくなってしまう。

こんな一般ピープルの事情をよそに、国会議員の先生方は、議員年金廃止と言うことで、支払う保険料だけ廃止して、もらう方は15%だけカットしてきちんともらえるらしい。

いいなあ、保険料タダ。 3大成人病にならなくても保険料タダ!

こんな廃止なら、国民年金も廃止してくれないかな。毎月毎月、脂汗流して保険料払っているのに。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006-01-11

えびすさん

明月社を設立して初めてのえべっさん。 これはやっぱ行かねば と、確認申請の手続きで淀屋橋まで出たついでに堀川戎に立ち寄った。

思ったほどの人出でもなく、さらっとお参りしてササを贖って帰ろうと見ると、なにやらいろんな店が出ている。たいがいは法被を着たオッチャンやオバチャンが神社の建物に陣取って売っている。 一箇所だけ巫女さんの衣装だったので、やはりそこがいちばん人だかりだ。

当然そこに並んで、基本セット(?)の2千円を求めると、ほそ~い笹に金魚みたいな鯛の人形がつる下がったものが出てきた。 隣の兄ちゃんはと言うと、大熊手1万4千円也をご注文だ。 その兄ちゃん、私のささやかなささを見て、感慨深げに「2千円のはこれしか付いてないんか・・・」

余計なお世話である。 だいたい、熊手などでお金を掻き集めようなどという意地汚い願いごとを、どこの神様がきいてくれるものか。 今宮戎のHPを見ても、笹と小宝のことは書いてあるが、熊手の話など書いていない。 きっとあの熊手は、笹を売っている人たちが、万札を掻き集めるためのものにちがいない。

それにしても、大熊手を買った人には、金の鈴をジャンジャン鳴らして大騒ぎだったのに、私には「どうぞ」 だけ。

こういう商売の世知辛さを思い知らせて身を引き締めるのも、十日戎の御利益のうちなんだろう きっと。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006-01-01

あけましておめでとう

春の陽気に浮かれてこの世に落ちた月ひとつ。
雨、風、地震、はたまた、汚職、戦争、詐欺、偽装・・・
宇宙にはなかった悲しいことどもに
すっかり肝をつぶしてしまった。
けれど
いつも遠くから見ていた海やら山やら街やらと
毎日遊んで暮らして これは滅法気に入った。
お日さんに早く帰れと言われても帰りたくない。
するとそのとき 山が言った。
 街の人が住む家のために山で木をお切りなさい。
 皆の役に立つのならお日さんも許してくれるでしょう。
それ以来、月はお日さんにお暇をもらっては
山に木こりに出かけてくる。
おかげで
月の出かけたその夜は 真っ暗闇になったとか。

あけましておめでとうございます
この春にひっそりと始動した明月社も、はや8ヶ月を過ぎました。
お陰様で、少しずつ木の家ができつつあります。
本年も、どうかよろしくお願いいたします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005-12-13

立体駐車場

売り払った車に代わる古くて綺麗な車に、ルーフキャリアを載せたいと思って、車で10分のオートバックスへ寄り道した。 普段は自転車で行く距離なのだが、あまりの寒さにガソリンを炊いて出かけたのがよくなかったらしい。 サーと値段だけ見て帰ろうとしたら、立体駐車場の警備員の様子がおかしい。

ボタンを押す操作盤に向かって、何人かがアレコレ言っている。いや~な予感がしたら、案の定コッチへ来て、「立体駐車場が動きません」と言う。

・・・・・・ うごかない??

修理の連絡をしていますから云々  結局30分ほど待たされてどうにか動き出したのだが、最後の言い訳がふるっていた。

「寒くて動かなかったようです。」

冬になったらオートバックスの立体駐車場は止まるらしい。

やはり、手動で代替のきかないものは、怖い。 これが家から遠い場所で、何時間も直らなかったらどうするのだろう。 機械は壊れる、電気は止まる。 そういうこともある、と覚悟して生きていかないと。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005-11-30

耐震偽造の真相を考察する

姉歯という珍しい名前ということもあり、日本中知らない人はいないくらい有名になったこの人、何でまた今頃になってぶちまけてしまったのか???

良心の呵責に耐えられなくなったとか色々あるのだろうけど、私は少々違う理由を勝手に想像している。

まず、1.マスコミの騒ぎ方が尋常ではない。同様の他の問題はそれほど問題にされなかった。2.どっかの幹事長が「景気に影響するからあまり騒ぐな」ととんでも発言をした。3.民対民のこの問題に税金で救済が計られている。

などの理由から、私はたぶん裏があるのだろうと想像している。

1.今年の6月に、ツーイフォー住宅に使われるビスの強度が偽造された事件を覚えている人は、たぶんあまりいないだろう。じつに、1万軒の住宅が耐震性能不足の疑いがあったにもかかわらず、報道はわずかなものだった。

2.いくら何も考えていないどっかの国の政権党の幹事長とは言え、不安に怯える住民を目の当たりにしながら、「あまり騒ぐな」というセリフは言えるモンではない、普通。何かの背景があったと考えても、おかしくはない。

3.欠陥住宅の住民に、税金で救済が計られた前例は、たぶん無い。また、理屈で考えても、姉歯氏が構造計算した建物の住民だけ救済されるのはおかしい

こうしたことと、姉歯氏の当初のあの一見平然とした話し方とをみると、どうも一種の司法取引ではなかったのかという気がしてならない。

大手を脅かす急成長のデベロッパーとゼネコンを叩くために、姉歯氏は洗いざらい話すかわりに罪を軽くしてもらうという取引をしたのではないか。

もちろん、姉歯氏もデベロッパーもゼネコンもとんでもない連中だ。ここまで無茶苦茶する奴らは、足りない鉄筋の代わりにコンクリートに埋めてしまいたいくらいだが、それと、このキャンペーンの真相とはまた別問題だ。

ことの真相は、たぶん、デベロッパー、ゼネコン、検査機関の大手が、急成長しているヒューザーグループに危機感を感じて、ぶっ叩いた、ということのような気がする。

自分たちがしていることは、全て棚に上げて、だ。だから、騒ぎが大きくなりすぎて大手のマンション売上まで影響が出そうになると、政権党の幹事長が慌てるのだ。

そして、(景気浮揚策として)分譲マンションの耐震診断を国費でするという。これ自体はいいことだが、大型マンションの耐震補強工事など、中小の工務店には手に負えない工事だ。耐震補強工事受注の恩恵は、すべて大手ゼネコンに注がれる

それと、もうひとつ、大きな問題がある。建築士の地位の低下を狙っている。

以前から、建築士の資格を細分化するべきだという議論はある。建築士というのは、ある意味、個人で巨大ゼネコンに対等に話のできる立場にある。大手ゼネコンに、全くのフリーランスで対等に渡り合える立場というのは、たぶん他にない。

しかし、職能的に細分化された建築士は、あくまでゼネラルなコントラクターの下請けのような立場におかれるであろう

なんでも「改革」の一環で、建築改革の奇貨として、今回の事件は使われるにちがいないと、私は踏んでいる。

「改革」の名の下に、長いものに巻かれないと生きて生けない世の中に、ドンドンなっていく・・・。あ~ やだやだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005-11-09

床下を見る

床下や天井裏を見る機会は、普通の人はあまり無いと思う。 じつは、建築屋でも、できあがってから改めてみることは、そうしょっちゅうあることではない。

私、明月、耐震診断をたまにするので、他の人に比べると床下をよく目にする。 まあ、これほど千差万別なものはない。 床の上の部屋の作りなど、たいがいどこの家でも大差ないのだけれど、床下や天井裏は家によって大違い。

何十年前の大工さんや工務店の社長が、どういう人柄だったのかがわかってしまう。今日行った家は、行け行けドンドンで適当に作っては銭儲けに走っていたのが、まるわかりだ。

ただ、面白いのは、いい加減に作られた家でも、意外と地震でも壊れないこともあるし、住んでいる人も愛着を持っている。 家の運命なんて、わからないものだなあ、というのが今日の実感。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005-11-05

比叡山のふもと

比叡山のふもと、坂本に行ってきた。 いや~ いいですね。 紅葉は少し早いけれど、ブラブラするのには、暑くもなく寒くもなく散歩日和。

日吉大社を歩く。 ごった煮的な何でもありな雰囲気がいい。 かつて比叡山の僧兵が京に担ぎ出して強訴をしたであろう神輿も展示されている。 もっとも信長に焼き討ちされているから、その後のものかもしれない。

神様の猿(生きている)もいるし、他にもいろんな神様が道行けば次々と現れてくる。 境内の内に108,外に108の神様がいるそうな。 伊勢神宮のようなもったい付けた雰囲気とは違う。

本宮は西と東に別れていて、その東本宮の拝殿というtouguuhaidennのがこれ

柱と屋根だけの建物に、なぜか天井がある。 一体なぜ天井があるのだろう。

屋根は雨を防ぐためのもの。 では天井は? 壁も建具もないところに天井だけはある。 この辺に天井の意味がありそう。

それはともかく、これ、なかなか綺麗な建物だった。 綺麗になれるかどうかは知らないけど。 

| | コメント (0) | トラックバック (0)